INTERVIEW
AKAHIRA HISAYUKI

赤平久行

超想工房株式会社 代表取締役 https://chousou.net/

略歴

拓殖大学外国学部卒業。ソフトウェア開発会社の営業職を経て、金融系のコンサルタントを経験。その後、携帯電話の普及に伴い、予約サービスのEPARKを仲間と創業し、上場企業に事業売却。モバイルサービスに長く関わると共にヴェンチャー事業立上げを数多く経験。現在は大手企業のブランディングとマーケティング支援を行うと共に、大手企業のイノベーション創出の活動支援として新規事業立上げのコンサルティング業務を手掛けている。2社の会社経営の他に、ライフワークとして東日本大震災の復興に伴う「まちづくり」のコンサルティングも行なっている。

現在の仕事についた経緯

元々はある上場企業さんに新規事業の立上げ支援で関わらせていただいたのですが、結果的にその事業が軌道に乗らず、責任を取って会社ごと買い取らせていただいたことがきっかけです。

仕事へのこだわり

常に一流と呼ばれる方々とお付き合いすることを心がけてきました。若手でお金がない時代も無理して、その時代に先頭で活躍していらっしゃる先輩方に食らいついてお付き合いさせていただき、仕事やライフスタイルに関しての拘りや考え方を真似することから始めました。
その後、EPARKを仲間と創業したあたりからは、24時間365日仕事仕事の毎日で鬱気味になってしまった時期があり、脳みそを切り替えられる時間を作るために30歳を過ぎてからサーフィンを始めました。
今、53歳になりましたが、未だに週末は波乗りをしたり、ランニングをしたりと仕事との切り替えをする時間を作ることにこだわっています。
また、仕事の仕方としては、徹底的に現場にこだわっています。フィールドブランディング・フィールドマーケティングを提唱しており、現場からのフィードバックによるブランディングやマーケティング戦略をご提案し、実績につなげています。
会議室の机の上で考えられた戦略や戦術は、現場にそぐわないものが多く、会社のブランディングは特に現場の方々の声や潜在意識を尊重しないと、単なる絵に描いた餅になってしまいます。徹底的に現場の方々と膝を突き合わせて議論、ディスカッション、時には飲みに行って引き出した上での、CI/VI/BPが絶対に必要です。

若者へのメッセージ

私程度の人間がアドバイスなんておこがましいと思いますが、自身の反省として言わせていただきますと、私は学生時代に音楽をやっていて、あまり勉強しませんでした。そのおかげで立派な3流大学出身です。笑
社会に出てからも現場重視であまり勉強してきませんでしたが、この歳になってやはり勉強の大切さを身に染みて感じており、最近では夜はお酒を飲まずに毎日1時間勉強してから寝るようにしています。
でも、50歳を過ぎてからの勉強は記憶力の低下もあり、あまり効率的とは言えません。ですので、若いうちからぜひ日常生活に「勉強する癖」をつけることを意識すると良いかと思います。
また、やはり上位の大学出身者は物事の考え方が論理的で、言葉一つとっても非常に納得しやすいです。それは、学生時代からの自身の努力もそうですが、周りの方々のスキルの高さも影響していると思います。つまり自身が身を置く環境の良し悪しが重要ということだと思います。
ぜひ、勉強する癖をつけて、自身を良い環境に置くことを意識されると良いかと思います。