INTERVIEW
UEDA RYUNOSUKE

上田龍之介

有限会社上田重設 代表取締役 https://uedajyuusetsu.wixsite.com/uedajyuusetsu

略歴

江戸川区立瑞江第三中学校卒業。卒業後、金物屋に入社し、手すりの取り付けなどの職人として1年間経験を積む。退社後は、当時、三陽重量工事株式会社の営業職であった実父からの勧めで、三陽重量工事株式会社へ入社。その5年後、義理の父から受け継ぐ形で現在の上田重設を起業。

-現在の仕事についた経緯-

17歳の頃からの恋人(現在の妻)の父が同業種の重量とび工を経営しており、その義理の父から自分の会社を継ぐことを勧められましたが、私自身の経験も実績も共に乏しく、経営者になる自信も欠如していたため当時は固辞しました。
その後、4年間職人として従事していく中で、義理の父が体調を崩してしまい、世代交代の希望がありました。また、自分の中で独立への意欲もあり、21歳で独立・継承することを決断しました。
義理の父が体調を崩していたこともあり、休眠会社となっていた中で引継ぎ作業をしていましたが、引継ぎ作業をしている2015年に義理の父が他界してしまいました。
そのため、建設業許可などすべて失効してしまい、すべてがゼロの状態で現在の上田重設の基盤が始動しました。

-仕事へのこだわり-

17年間この業界でやっていますが、新人時代から今も変わらず、仕事に対して「誠実に」をモットーにしてきました。
人間必ず嫌なことや苦手なこと、できないことなどが多々ありますが、できないことをできないままに、嘘をついて有耶無耶にしてしまったり、黙って無断欠勤したり、人としての“当たり前”の部分が不足している方が多い「職人」という世界のなかで、私は「誠実」という当たり前のことを徹底してきました。
人に対しても自分に対しても誠実に真摯に向き合うことで自身の成長につながり、今があると考えています。

-若者へのメッセージ-

自分自身、若いころは少しヤンチャな時期や、道をそれかけたこともありましたが、当時からずっと支えてくれた家族や、周りの協力もあり今があります。
皆さんも、何事も諦めず誠実・真摯に取り組み続けることを大切にしてほしいです。
何かの漫画で、「努力したものが必ず報われるわけではない、しかし少なからず成功した人は努力を続けた人だ」という言葉があるように、コツコツと継続することこそが全ての近道だと思います。