二松学舎大学国際政治経済学部卒業。新卒でPCパーツメーカーにて海外営業を担当。退職後は大使館、NPO法人、海外メーカー、国連機関、様々な非営利の機関で勤務。自身で子どもの国際交流のNPO法人を設立し活動。現在はヴィーガンコンサルティングジャパン株式会社にて活動する傍ら、2023年5月より地元埼玉県日高市の市議会議員としても活動中。
略歴
-現在の仕事についた経緯-
2013年より、ヴィーガニズムの啓蒙活動、ヴィーガンの人たちの居場所づくり、ヴィーガンに興味のある人たちへの情報提供として、トークイベント、展示会出展、食事会など様々なイベントを開催してきました。コロナ前はほぼ毎週イベントを開催し、会員数は1年で1,000人程の増加傾向にありました。コロナ禍でもオンラインイベントを開催する中で、ヴィーガン市場における需要が絶えず伸びていることを実感しました。
ヴィーガンへの関心が世界中で高まる中、消費者がヴィーガン商品を探す際に、一目でわかるマークの需要と必要性が確実にあると感じました。2021年、英国ヴィーガン協会認証マークチームが日本の代理店を探していたことをきっかけに、当事業を開始し、申請サポートをはじめ、ヴィーガンビジネス関連のイベントを開催しています。
-仕事へのこだわり-
新卒で就職をした会社はPC関連の製造業者で、私は輸出に関わっていましたが、毎日深夜まで残業をする中、自分が社会のために役立っているのか疑問を持ち始めました。1年ほどで退職をし、それ以降は常に“自分の関わることが社会を良くすることに繋がっているのか”を意識してきました。
ある時は市民レベルへの啓蒙活動が重要であると考えNPO法人を設立して子どもの国際交流事業を展開し、ある時は世界のトップである国際機関が鍵を握っていると信じて国連機関に携わり、ある時はビジネスが変われば社会が変わると思いサステナブル経営のコンサル機関で広報を行うなど、様々な角度から社会の課題解決策を探ってきました。
ヴィーガンを広めることは、基本的には動物の権利と福祉を守ることに繋がります。しかしそれだけでなく、人々の健康に繋がり、環境にも良く、人獣共通感染症の原因を作らない、貧困対策になる等々、様々な世界の課題解決に繋がることがこの上ないくらいの最高の選択肢でした。弊社のヴィーガン認証の普及を通じて、社会の課題解決の一助となることが最大のやりがいであり、ミッションであります。
最終的には、「ヴィーガン」をはじめ、その他の世界をより良い場所にしていくためのキーワードがこの世の中からなくなること、それを目指して活動していきます。
-若者へのメッセージ-
今やりたいことがないかもしれない、それでもいいんです。もしかしたら5年後、10年後に何かと出会えるかもしれませんし、やりたいことが変わるかもしれません。焦る必要はありません。今は、今を生きてください。今という時間は、今しかないんです。
やりたいと思ったときに、思いっきり切り開いて進んでください。「意志あるところに道はある」のです。やりたいことが見つかった時、やらない後悔はしてほしくないです。自分は何がやりたいのかを信じて進んでください。
空回りすることもいっぱいあります。私もそうですが、失敗があってこその今なんです。落ちたら後は上がるしかありません。
最後に一言、私が日々心がけていること。
「私はあなた。あなたは私。」
これを意識していると、「敵」がいなくなり、とても生きやすくなります。