INTERVIEW
NAKAMURA KIKUKO

中村 喜久子

KN Global Consulting Office 代表 http://cherryglobal.net/kn-global/

略歴

2000憶企業での執行役員やその孫会社、フランス企業とベンチャー企業の代表取締役社長やドイツ日本支社副社長を経験(化粧品業界)。アメリカ・ドイツ・フランス外資系企業のメーカーでエグゼクティブ・管理職として合計20年以上勤務。グローバルITソフトウエア会社にてIPOを経験(総務担当)。英語を40年以上仕事で使用(現役)し、アジア(中国・台湾)でのビジネス経験あり。英国国立レスター大学経営大学院にてMBA取得。これらの経験から日本でのグローバルビジネスパーソンを育成するためのビジネス英語研修、マーケティング研修、海外展開コンサル付リサーチ・マーケティング研修を行う。また昨今、日本社会での女性進出が欧米よりかなり遅れている為、自らの男性企業社会の中で幹部としての経験から「女性活躍推進の研修」も行い、女性活躍を応援している(研修は助成金・補助金対象)。

-現在の仕事についた経緯-

私が20代の頃、海外に行くと“Japan as NO.1”という時代でした。しかし、10年以上前にすでに、日本のGDPはアジアで1位から2位に転落。世界でも2位から3位になりました。そのため、これからの日本人は、海外に向けて、自らの製品、サービスを世界にアピールしていかなければならないと感じています。
日本人は「英語」に関して苦手意識が高く、メンタル的にも間違いを恥ずかしいと思ってしまう風潮にあります。そんな日本人の英語やマインドを変えてもらいたいと「中学英語で大丈夫!世界一やさしいビジネス英語上達法」を生み出し、これを活用してグローバルに活躍してもらいたいと考えました。
また、海外展開のリサーチ、マーケティング研修や、新規事業研修、女性の活躍に関して世界でも遅れがあると感じており、「次世代女性リーダー育成研修」や「部下に女性社員のいる上司研修」などで日本女性の活躍を応援する活動も拡げています。

-仕事へのこだわり-

20代の頃から好奇心が旺盛であり、やろうと思ったことはなんでもやってみました。また、向上心もありました。向上心の反対はコンプレックスですが、このコンプレックスをバネにした向上心があったと思います。
その中で、自分がさらに深めていきたいことへキャリアを拡げていきました。それは私の中では、グローバルな環境で働くということでした。
日本生まれで日本育ちの私は、日本人の感覚が染みついており、帰国子女のようなマインドにはなれませんでしたが、日本的なサービスの高さ、長い文化・歴史のある日本の良さは世界の中でも自慢できるものだと感じており、日本人の良さを活かしつつ、世界へ発信することが大切だと感じていました。
グローバルであるということがこれからの時代には必要で、IT革新により世界はさらに近く、狭くなり、地球全体で考えなければならないことが多くあります。自然環境や経済に関しても、世界、地球を考える時代になってきたと思います。
「グローバル」ということを意識し、グローバルに活躍できる日本人をたくさん増やしていく支援や、女性も同様にキャリアを持ち活躍し続けられるような応援をこれからもしていきたいです。(リスキリング:海外展開コンサル、リサーチ・マーケティング・ビジネス英語・次世代女性リーダー育成研修)

-若者へのメッセージ-

本当に若い時は怖いものなし、なんでもできると信じ、行動してもらいたいですね。ただし倫理観は必要です。世の中の当たり前や常識を翻し、若者ならではの社会に貢献できるサービスやモノを日本から創出してもらいたいです。
自分のコンプレックスをポジティブに捉え、他人と比べるのではなく、自分の良さは自分にしかないということを念頭に置き、マイペースでコツコツ、自分を信じ、自分の直感を信じ、やりたいことを誠実にやってほしいです。
日本人は集団に惑わされることがありますが、人がやっているから自分もやるという考え方ではなく、自分が興味があるものを進めていくことがクリエイティブになります。自分で考え、判断するということは、もちろん独学もよいですが、師に教えを乞うたり、本を読んで見識を拡げることも大切です。
2023年10月中旬に商業出版より共著 PHPエディターズグループ「社員の能力を120%引き出す研修講師32選」が出版されます。
私のテーマ:「語学能力が向上する英語脳のつくり方」 ~グローバルに活躍するための第一歩もぜひ読んでみてください。