1990年神奈川県生まれ。青山学院大学社会情報学部卒。大手ファッション企業で働きながら2020年に転機を迎え、独学で絵画制作を始める。国内外問わず活動しており、2023年からはヨーロッパで活動している。アルコールインクを用いた鮮やかな色味の作品から始まり、海外に来た現在ではミクストメディアによりさらなる制作の探究を行う。
略歴
-現在の仕事についた経緯-
失恋を忘れるために、会社の後輩にアルコールインクアートという存在を教えてもらい、趣味として始めた事がきっかけです。
失恋当時は気持ちも落ち込んでしまい、体調を崩し、そこから仕事もキャリアアップのチャンスも逃し、全て上手くいかなくなっていました。
その中で少しでも「考えない時間」を作るために始めたのがアートです。
独学でアートを始めてからは描くことにのめり込んでいき、多くの人とのアートに関する不思議なご縁を介して、沢山の希望をもらいました。作品を発表する中で、人に元気を与えることができ、喜んでもらえたことがきっかけでアート活動を本格的に行うようになりました。
-仕事へのこだわり-
如何なる時も自分の心に嘘をつかないことを一番大切にしています。
仕事をしていて、何か方針や考え方に違和感がある中で進める時は大概上手く行かなくなります。そんな時、自分の声を聞けばよかったと思うことがしばしばありました。今は仕事を進める上でその直感は大切にしています。
また、その考え方はアートの制作にも通じています。アートにはいろんなスタイルがあると思いますが、私が行っているのは自分の無意識の心の中をそのまま表現することです。
潜在的な意識の方が自分の頭よりも遥かに有能です。その為、思考を凝らしていかにテーマに沿った表現をするかに集中するよりも、逆に思考をできるだけ止めて、心に沿った制作をするように心がけています。その作品制作を通して、人が「ありのままに生きる」事についてを「自然・宇宙」を主な題材としながら表現しています。
他には、何事も決めたらすぐ動くように心がけています。
チャンスは基本的に待ってくれないので、タイミングというものはすごく重要だと思っています。基本的に考える時間があっても、ずっと悩む事は避けます。そして、素早く判断したらすぐ行動に移し、その行動が間違っているかどうかも検証します。それを繰り返すことで自分の行動がアップデートされていき、自ずと目標に近づいていくと考えています。
そのため、私の中では基本的に失敗というものは存在しないのです。区切って考えないので、全てが途中経過のような感覚で捉えています。
また、現状の自分の行動が目的から逸れていないかも毎月振り返りを行い確認し、軌道修正しています。自分の中での優先順位が変わらないようにそれを繰り返し行うことで自分の夢の実現に近づけています。
-若者へのメッセージ-
是非やりたいことを見つけて下さい。私も夢を追っている最中ですので言えることはまだ少ないですが、夢があると物事に取り組む時のパワーが全く違いますし、何より人生がワクワクします。
また、夢があると、どんなことが起きても途中で諦めないでいられます。つらい事があっても、踏ん張ることが出来ます。私にとってアートは、今ではつい自分よりも優先させたくなってしまう、我が子のような存在に近いかなと思っています。なので、やりたいことがない方は、今からでも是非見つけていって欲しいです。
私は偶然で出会いましたが、まずは色々なことをやってみることと、内観することが重要です。様々な体験をしてみる中できっと自分にしっくりくることがあると思いますし、なぜ好きなのか過去にどんな経験があってそれに魅力を感じるのかを考えるとヒントが見えてくると思います。
そしてピンときたものが見つかったら、スモールステップで小さな目標を持ちながら進んでいけたら、自然と夢が膨らんでいき、大きな夢が描けるようになるのではないかと考えます。すると、ワクワクした毎日がやってくるのではないでしょうか。