INTERVIEW
ISHIZAWA FUYUKO

石澤扶有子

行政書士事務所リーガルプランニング 行政書士 http://www.legalplanning.jp/

略歴

横浜国立大学大学院国際経済法学修士。シンクタンク勤務を経て、大手IT企業子会社に初の法務担当として入社し、法務部門の立ち上げに携わる。社内の海外留学制度を利用し、ニューヨーク大学大学院でパラリーガルのディプロマを取得。帰国後、法務・知的財産・コンプライアンス担当課長を経て親会社の法務部門に出向。海外コンプライアンス担当マネージャーとして海外子会社へのコンプライアンス研修等を担当。2008年に行政書士登録し、副業を経て2019年、独立。現在は、大手から小規模事業者まで企業法務を中心に活躍中。

現在の仕事についた経緯

大手IT企業での法務経験を活かしたいと思い、サラリーマン時代に資格を取得して、2008年に副業として行政書士事務所を開業しました。当時、会社法の大改正や内部統制の高まりを受け、社内ルールの整備や内部通報窓口の設置など、企業法務の重要性が認識されるようになりました。
現在は、法務部門や顧問弁護士を有する大企業に対し、スモールビジネスやスタートアップは十分な体制整備が難しい状況です。また、経営者の高齢化を背景に、事業承継や相続対策など企業が抱える課題は尽きないことから、これらを解決するお手伝いができればという思いで法務サービスを提供しています。

仕事へのこだわり

敢えて言えば、「こだわりを持たないこと」がこだわりです。表舞台ではなく裏方に徹することが求められる仕事ですので、ご支援しているお客様が目指す方向にスムーズに進めるよう、柔軟な対応を心掛けています。また、丁寧なヒヤリングで、ご相談の背景を掘り下げていくことで、お客様ご自身本人が気づかれていない課題の洗い出しを行うことも意識しています。思い込みや勘違いによるバイアスに気づき、これを取り払うことで、進むべき方向性がクリアになります。
一見遠回りのように見えますが、ステップを踏むことで、結果的に最善の方向性を見出すことができると考えています。

若者へのメッセージ

「楽観的に進みつづける」ことです。法的な書類や手続きは理解が難しく、手間もかかりますが、躊躇することなく飛び込んで真摯に取り組むしかないと思います。そのような状況であっても、出てきた課題に深刻になりすぎず、目標目指してひたすら進み続けることで、状況は変わっていきます。
恐れず、躊躇することなく、楽観的に進むことが次のステップにつながると信じています。