University of East Anglia 国際開発学部卒業。新卒で大手コンサルティングファームに入社。ベンチャー企業に転職後、25歳で独立起業。現在はSalTree株式会社と株式会社武田塾Englishの代表取締役として活躍中。著書に『Be動詞もわからなかった私が数年でTOEIC点をとった英語独学法』(幻冬舎)、『大学入試 逆転英単語2000 (武田塾逆転合格一冊逆転プロジェクト) 』(アルク)がある。
略歴
-現在の仕事についた経緯-
もともとは私自身が偏差値30代で、落ちこぼれだったのですが、武田塾に入塾して明治大学商学部に逆転合格できたことが一番のきっかけになっています。
イギリスの大学卒業後には大手企業とベンチャー企業の2社を経験しましたが、結局自分が何をしたいのかを突き詰めて考えていった結果、教育だと思ったのです。そして、武田塾がFC展開をされていたことから、武田塾を自分のビジネスとして展開できるなら、これ以上面白いことはないなと思って独立を決めました。
私の家族が皆何かしらの分野で起業していて、商いをしていたということもあり、独立することに対しての抵抗感が少なかったということもあるかもしれません。
-仕事へのこだわり-
仕事へのこだわりは、人を大事にすることです。お客様の不可能を可能にするために、教科指導だけではない「教育」を提供することのできる人材を確保していくことが重要だと考えています。
SalTree株式会社では、予備校に通ってくれた生徒一人一人がしっかりと成績を伸ばして、志望校に合格できる環境を整えるために、人を大事にすることのできる講師を採用して揃え、チームを作っていくことを大事にしています。
僕一人の指導法は完璧ではありませんし、各科目ごとに勉強法というのは異なります。だからこそ、各科目のプロフェッショナルを採用して、最新の入試傾向と生徒に合わせた指導法を組み合わせて指導していくことが重要だと考えています。これからも毎年、今年が今までで一番良い体制だったと胸を張って言えるようにチャレンジを続けていきます!
また、経営者としては重要なポジションを任せている人とは必ず向き合うようにしています。具体的には、1on1での週次MTG、月次MTG、四半期フィードバックなどを実施していますね。
自分自身が幸せを知っていなければ、相手を幸せにすることはできません。だからこそ、定期面談を通して、自分自身の理解を深めて、自分自身の幸せを定義することも大事にしています。
そして、ただ向き合うだけでなく、会社が望む結果を出した人をしっかりと評価することも大事にしています。そのために、頑張ったらすぐに待遇に反映されるインセンティブ制度を作り、毎年より良い評価制度にできるように少しずつアップデートをし続けています。給与だけでなく、配置でも実力次第で若いメンバーにも重要なポジションを用意するようにしています。
-若者へのメッセージ-
今の社会は情報に溢れていて、自分の外からの情報に惑わされてしまうことが多いです。だからこそ、自分の内側にしっかりとした判断軸を持ってもらいたいです。
そのためには自分自身と向き合うことが非常に重要です。忙しいとつい忘れてしまいがちかもしれませんが、定期的に一人で内省する孤高の時間を意識的に取ってみて欲しいです。